• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

微生物炭素ポンプは土壌生態系においても駆動しているか-炭素長期隔離のキープロセス

研究課題

研究課題/領域番号 17K20039
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 環境解析評価およびその関連分野
研究機関筑波大学

研究代表者

濱 健夫  筑波大学, 生命環境系, 名誉教授 (30156385)

研究分担者 廣田 充  筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90391151)
大森 裕子  筑波大学, 生命環境系, 助教 (80613497)
研究協力者 細田 雄飛  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
キーワード土壌バクテリア / 難分解性有機物 / 微生物炭素ポンプ / 土壌細菌 / 土壌有機物
研究成果の概要

海洋生態系では、バクテリアが分解しにくい難分解性有機物を生産することにより、炭素を長期隔離することが知られている。この「微生物炭素ポンプ」が陸上の土壌生態系においても働いているか否かについて、土壌バクテリアを対象とした実験的解析を実施した。バクテリアを含む土壌試料を用いた培養実験では、添加した分解しやすい有機物(グルコース)の利用が認められたが、その速度は海洋生態系に比較して、非常にゆっくりとした進行であった。このため、本研究期間中では、難分解性有機物の生成を確定することは困難であった。また、研究の基幹となる土壌バクテリア細胞数の計測法について検討を実施し、従来より簡便な手法を開発した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

土壌は、地球表層で最大の有機炭素リザーバーであり、その生成・分解は地球環境変動と大きく関わっている。そのため、土壌有機物の蓄積過程は社会的にも重要な研究課題である。本研究では、土壌バクテリアが難分解性の代謝産物を生成することにより、土壌有機物の蓄積に寄与している可能性を検討した。本研究期間内では、難分解性有機物の生成に関して、十分な証拠を得ることはできなかったが、本研究課題に適したバクテリアの培養実験系、および土壌バクテリア細胞数の簡便な測定法を確立することができた。今後、長期培養を実施することにより、バクテリアによる有機物の蓄積過程がより明確になるものと思われる。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 冷温帯二次林におけるリターフォールの年変動と季節変化2019

    • 著者名/発表者名
      廣田充, 林素梨, 正木大祐
    • 学会等名
      日本生態学会第66回全国大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi