研究課題/領域番号 |
17K20066
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
野瀬 健 九州大学, 基幹教育院, 教授 (10301334)
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研究協力者 |
巣山 慶太郎
松島 綾美
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ペプチド / 自己凝集 / 金属結合性 / 環境汚染物資 / 自己凝集性 / 金属イオン結合 / 環境 / 生体分子 / 環境保全 |
研究成果の概要 |
環境を汚染する有害物質を水中から簡便かつ安全に除去する方法が必要とされている。これに対応するための、取扱が簡便で、環境中に散布しても生物毒性等の二次汚染が生じない汚染物質回収用の素材の開発をめざし、生体分子由来のペプチド配列を素材の原料として用いた機能性素材の開発を本研究では実施した。 その結果として、複数の温度依存的自己凝集性ペプチドに金属結合部位を導入した合成ペプチドアナログの性質と、それらの金属結合性を明らかとした。また、それらのペプチドアナログは環境水中で一定期間安定であった。さらに、ペプチド合成の過程で新規の高機能性温度依存的自己凝集アミノ酸配列を見いだすことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アミノ酸は自然界に豊富に存在する物質であり、アミノ酸から構成されるペプチドは極めて環境にやさしく、多くの機能性分子の素材として利用されている。今回の研究では、温度変化に応じて溶液状態と凝集状態にその状態を変化させるペプチドをさらに低濃度でもその状態変化を可能とすることを見いだすとともに、金属結合性を明らかとした。従って、それらペプチドが新しい環境汚染物質の除去素材のシードとなることが期待された。
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