研究課題/領域番号 |
17K20068
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 (2021-2022) 琉球大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
立田 晴記 九州大学, 理学研究院, 教授 (50370268)
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研究分担者 |
佐々木 健志 琉球大学, 学内共同利用施設等, 助教 (40264478)
松尾 行雄 東北学院大学, 教養学部, 教授 (40323117)
山中 武彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 上級研究員 (50354121)
金城 篤史 沖縄工業高等専門学校, メディア情報工学科, 講師 (30606794)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 鳴音 / 音源分離 / 絶滅危惧 / 種判別 / 携帯端末 / セミ / 市民調査 / ニイニイゼミ / 音声 / 周波数 / 種 / 保全 / モニタリング / 自動判別 / 分類 / 昆虫 / 多様性 |
研究成果の概要 |
本課題で対象とする昆虫のイシガキニイニイは,八重山諸島の石垣島北海岸に位置する米原地区のヤエヤマヤシ群落とその周辺でのみ生息している絶滅危惧種である.本種の野外モニタリングのため,鳴き声を手がかりに,個体数の推定を試みている.セミは複数個体が同時に鳴くことが多く,近縁種が近くで鳴く場合などは,音を発している個体の位置や個体数を判定することが困難であることから,本研究では多くの音の中から聞きたい音のみを分離抽出する音源分離技術の活用を試みた.調査期間中にイシガキニイニイの羽化は認められなかったことから,他種のセミを対象に音源分離の有効性を確かめた.また音声解析アプリのプロトタイプを作製した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回適用した音源分離技術では,録音したセミ音源を明確に分離することが難しかったが,音源の方向に着目した分離アルゴリズムを今後考案していく必要がある.また携帯端末で稼働する音声解析アプリのプロトタイプを開発出来たことで,市民参加型の生物調査に弾みが付けられるようになったことは大きな前進である.アプリについても利用可能なオペレーティングシステムを拡充するなどしていく必要があるが,こうしたアプリを公開し,広く一般の方々に使っていただくことで,これまで問題であった調査人員や調査資金の不足を補っていけると考えている.今後も限られたリソースを有効に使って,イシガキニイニイの行方を追跡していく必要がある.
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