研究課題/領域番号 |
17K20072
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
岩淵 範之 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (90328708)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 有機溶媒耐性 / 非水系代謝 / 石油汚染浄化 / Rhodococcus / 溶存酸素 / 耐熱性 / 有機相での生育 / Rhodococcus属細菌 / アルカン / 細胞の局在性 / 環境技術 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
Rhodococcus属細菌は、その7割以上が有機溶媒中で生育できる極めて特殊な微生物群であり、その性質を明らかにすることは非常に重要である。本研究では、有機溶媒中で生命活動を営むためにはどのような性質が必要なのか?という観点から研究を行った。 その結果、アルカン相に移行した細胞は、アルカン相内の溶存酸素を利用して生育していることが示唆され、さらに、この性質は同属細菌にとって一般的であると考えられた。また、アルカン相に移行することで、本来は有していない熱耐性が誘導されることも示された。以上、有機溶媒中で生命活動は非常に希少であると考えられることから、今後の研究が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Rhodococcus属細菌は、その7割以上が有機溶媒中で生育できる特殊な微生物群であり、ある種の生命の新しい形態である。もし、「なぜ水相より有機溶媒相での生育を選択し、そこでの生命活動が、著しく低下しないのか?」という疑問を明らかに出来れば、それは、生命の新しい形態の機構の一部の理解に繋がり、学術の形体や方向性を大きく変える基本的な基礎的知見となる。
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