研究課題/領域番号 |
17K20079
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 (2018-2019) 東北大学 (2017) |
研究代表者 |
穴田 貴久 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (30398466)
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研究分担者 |
鈴木 治 東北大学, 歯学研究科, 教授 (60374948)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 細胞・組織工学材料 / 細胞培養デバイス / 軟骨細胞 / 間葉系幹細胞 / 分化 |
研究成果の概要 |
内軟骨性骨化は骨形成過程の一つであり、軟骨から骨に置き換わる発生過程である。細胞分化において細胞周囲の動的環境や様々な分子の濃度勾配が重要な役割を果たすと考えられている。本研究では骨発生機序のモデル培養系となる新規三次元細胞培養法を提案し、間葉系幹細胞から軟骨細胞分化と血管侵入という内軟骨性骨化を生体外で再現、再構築することを目的とした。培養デバイスを設計、作製し、三次元培養した幹細胞組織体の周囲の酸素濃度を変化させ、生体を模倣した三次元組織体を作製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では三次元培養した幹細胞組織体の周囲に酸素濃度勾配を生じさせることで、軟骨細胞の分化勾配のある三次元組織体を作製することを目的とし、これを実現するための培養デバイスを設計、作製した。この方法により幹細胞から軟骨分化、さらに血管侵入いう内軟骨性骨化を生体外で再現、再構築することを目指した。本研究によって骨発生の分子メカニズムをより詳細に明らかにすることができ、さらに骨再生医療や骨疾患のモデルとしても用いることができるため波及効果が高い。
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