研究課題/領域番号 |
17K20085
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
寺村 裕治 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10365421)
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研究分担者 |
児玉 智信 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70449932)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 細胞表面修飾 / 脳梗塞 / MSC / PEG脂質 / Eセレクチン / 間葉系幹細胞(MSC) / E-セレクチン / 生体材料 / 移植・再生医療 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
脳梗塞部位に結合するオリゴペプチドでヒトMSC表面を修飾することで、脳梗塞発症部位の集積効率を高め、MSCと損傷部位との細胞間相互作用により神経再生効果を向上させることを目的とする。脳梗塞発症部位では虚血にともない血管内皮細胞表面上に膜タンパク質が発現する。この膜タンパク質を標的とするオリゴペプチドをMSC表面に修飾することで、脳梗塞発症部位へのhMSCの効率的な集積が可能となると考えた。ここでは、膜タンパク質の一つであるE-selectinに着目し、これに対するオリゴペプチドを利用する。MSC表面へのpoly(ethylene glycol) 結合脂質 (PEG脂質) 誘導体を利用する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化の進行に伴い、脳梗塞や脳出血に代表される脳血管障害は、日本人の死亡原因の中でも多くを占めている高頻度な疾患である上、後遺症によって介護が必要となる多くの後遺症に苦しむ脳梗塞患者に対して、自己骨髄由来の幹細胞(間葉系幹細胞(MSC))を用いて、細胞移植により機能回復を目指す画期的治療を効果的に推進できることが可能になる。
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