研究課題/領域番号 |
17K20091
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
八井 崇 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (80505248)
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研究協力者 |
関野 正樹
桑波田 晃弘
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 近接場光 / MRI / アクティブ造影 / 磁場増強 / マイクロ波 / 光スイッチ造影効果 |
研究成果の概要 |
MRIで利用するマイクロ波帯における磁場を制御することで、MRI画像の高解像度化かが期待される。本研究では、マイクロ波帯において、磁場を集中し、増強させる構造について研究を行った。マイクロ波を局在させる構造微細構造をシミュレーションにより明らかにするとともに、磁場が集中することを実験により示した。また、作製した構造を用いてMRI画像評価を行い、造影効果を確認することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、この、近接場光誘起の磁場をMRIに活用したアクティブ制御超解像MRIの実現を目的として研究を行った。従来のMRIでは明瞭な画像を得るために造影剤が利用されるが、近接場光を利用することで非磁性材料も造影剤としての機能発現が可能となる。近接場光は、光照射時にのみ誘起される、つまり造影剤として機能が光照射時のみで発生するため、光照射のオン・オフで造影効果が制御可能となる。従来の不可逆的な操作であった造影の考え方を覆し、造影・非造影のMRIを交互に実施して継時的な変化を追跡する新たなMRI診断技術の実現が期待される。
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