研究課題/領域番号 |
17K20097
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
熊崎 博一 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任准教授 (70445336)
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研究協力者 |
松本 吉央
吉川 雄一郎
菊知 充
吉村 優子
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ロボット / 集団療法 / 複数 / 遠隔操作システム |
研究成果の概要 |
多くの自閉スペクトラム症(ASD)児が複数体の小型ロボットであるCommUとのコミュニケーションに集中できる環境を作成した。また複数体のCommUを用いた集団療法のスクリプトを作成した。また二体のCommUとコミュニケーションを行う群と、一体のCommUとコミュニケーションを行う群に分けて二体のCommUとコミュニケーションを行うインタラクションの質について評価し、ASD児が二体のCommUとも負担なインタラクションできることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床現場において1対1の人間関係にはさほど問題ないが、集団での人間関係は困難なケースは多い。現在までの集団療法の成績が芳しくなかった中で、本研究ではASD児が複数体のCommUと負担なくコミュニケーションできることが示された。CommUを用いた集団療法が確立できれば、ASD児が複数の動く物体という設定に慣れ、楽しさを理解し、集団適応の悪い児の多くにとって集団参加の契機となり、治療成績の飛躍的な向上が期待される。
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