研究課題/領域番号 |
17K20104
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 浜松ホトニクス株式会社 (2019) 京都大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
笈田 武範 浜松ホトニクス株式会社, 中央研究所, 専任部員 (70447910)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 超低磁場MRI / 高速撮像 / 圧縮センシング / 超解像法 / T1コントラスト改善 / 磁束密度計測 / スピンロック撮像法 / SSFP法 / SWIFT法 / 磁束密度コントラスト |
研究成果の概要 |
本研究課題では,超低磁場MRIを生体応用する場合に課題となる高速撮像法の実現,および新たな画像コントラストの創出として磁束密度計測シーケンスの開発を行った. 高速撮像法の実現では,データ収集と再構成に関する検討として圧縮センシングや深層学習による超解像法を用いた手法について検討を行った.また,パルスシーケンスの高速化としてSSFP法やSWIFT法の有効性を検討した.また,磁束密度計測シーケンスの開発として,スピンロック撮像法のSIRS法およびSL-Mz法について,Bloch方程式の解析およびファントム実験から,SL-Mz法により計測対象時場の振幅や位相の情報の計測が可能である事を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本本研究課題で開発を進めてきた超低磁場MRIの高速撮像法や磁束密度計測法は,生体の機能計測の分野において大きなインパクトを持つ可能性があり,生体由来の微弱磁場の計測を発展させる可能性を秘めている.特に,磁束密度計測法は,微小な磁場の分布を計測できる手法であるため,生体計測のみならず,遠くの天体から飛来する宇宙磁場や地磁気変動などの天文学・地球科学の発展にも寄与する可能性があり,多くの波及効果を期待できる計測法になりうることが期待される.
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