研究課題/領域番号 |
17K20108
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
成瀬 恵治 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40252233)
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研究協力者 |
藤田 彩乃
松浦 宏治
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | メカノバイオロジー / メカノメディスン / 静水圧 / 生殖医療 / 圧力 / 機械刺激 / 生体工学 |
研究成果の概要 |
我々のからだは常に外界から物理的刺激を受け適切に反応しているが、機械刺激である静水圧は重要であるにもかかわらず、研究の進捗が遅れていた。そこで、静水圧負荷・解析システムの構築を行うことにより細胞内情報伝達機構の解明、更には再生医療・不妊治療への応用技術の開発を目的とした。まず初めに、高圧リアルタイム計測システムの構築に成功した.その結果、歯根膜細胞、軟骨細胞、精子の圧力負荷応答の計測が可能となり、圧力感受閾値や運動能の定量を実施した.本計測システムは、生体組織における恒常性メカニズムの解明及び、生殖医療への知見創出に繋がることが今後期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨組織への圧力受容応答メカニズムの知見は、高齢者に多く見られる変形性膝関節症の研究を加速し、歯根膜組織への圧力の指標は、機械刺激下での歯周組織の恒常性や、歯周組織リモデリングのメカニズムの解明に繋がると期待される.またヒト精子の運動能の向上については、生殖医療の向上に繋がることが期待される.
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