研究課題/領域番号 |
17K20114
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
佐々木 翔 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (50756450)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 斜視 / 複視 / 回旋斜視 / 回旋複視 / プリズム / 眼鏡 / 微細加工 / 医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、回旋斜視を治療するための光学素子の開発を行った。回旋プリズムの設計パラメータの最適化を行った。さらに、得られた設計値をもとに3D-CADデータを構築し、金型熱プレス加工による試作を行った。 試作した光学素子の治療効果量判定として、回旋偏位のない被験者にプリズムを装用した際、どの程度回旋偏位が惹起されるかを検討した。その結果、回旋偏位を治療する効果が確認された。 今回の検討により、これまで存在しなかった「回旋斜視を治療する光学素子」の実現の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
回旋斜視を発症すると、ものが傾いて二重に見える回旋複視の状態となり日常生活に支障をきたす。現在、回旋斜視を治療する手段は外科的手術しか存在しない。 本研究で得られた「回旋斜視を治療する光学素子」が実現すれば、眼鏡をかけるだけで回旋斜視を治療することが可能となる。 これにより治療の選択肢を増やし、斜視治療の大きな進歩に寄与することが期待される。
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