研究課題/領域番号 |
17K20147
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
久保 郁 国立遺伝学研究所, 新分野創造センター, 准教授 (40786373)
|
研究協力者 |
北川 真子
フィアヨス・オリベロス カロリナ
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2020
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
55,640千円 (直接経費: 42,800千円、間接経費: 12,840千円)
|
キーワード | 視覚情報 / 神経回路 / オプティックフロー / ゼブラフィッシュ / Ca^<2+>イメージング / 視覚 / コネクトーム / 前視蓋 / 電子顕微鏡画像解析 / カルシウムイメージング / FuGIMA |
研究成果の概要 |
前視蓋にはオプティックフロー視覚刺激に反応する様々なタイプの神経細胞が存在し、それらが神経ネットワークを形成することにより、異なるオプティックフローのパターンが区別されている。我々は、オプティックフローに反応する前視蓋ニューロンを遺伝学的に標識することに成功し、特定のタイプの前視蓋細胞がオプティックフロー情報処理を行う神経ネットワークに寄与する手掛かりを得た。また、オプティックフロー反応細胞の形態解析により、単眼性オプティックフロー情報から両眼性オプティックフロー情報が計算されるための解剖学的基盤を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、オプティックフロー情報処理の神経ネットワークに関する機能的および解剖学的メカニズムの一端が明らかとなった。本研究成果は、感覚-運動変換の神経メカニズムに関する基本原理の解明に貢献すると言える。また、ほ乳類大脳皮質などの高次脳機能に広く共通する神経メカニズムの理解に役立つ可能性がある。
|