研究課題/領域番号 |
17KK0022
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 盛岡大学 (2021-2022) 金沢大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
吉田 泰幸 盛岡大学, 文学部, 准教授 (20585294)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 復元 / イメージ / 先史時代 / 考古学 / 表象 / 社会運動 / 博物館学 / 欧州考古学 / 視覚メディア / 日本学 |
研究実績の概要 |
本国際共同研究は、基課題研究「先史時代人はどのようにビジュアライズされるのか: 日本列島を例として」(課題番号: 17K01208、2017-20年度)に欧州考古学史、日本の近現代思想史、メディア史との接点を見出し、それによって広がる論点をもとに、1)基課題研究を日本の考古学・博物館学の「内省的転回」を加速させる研究として昇華させる、2)国際日本学の中に考古学と近現代思想史の関係を考究する分野の確立すること、この二つを目指している。そのために、A) 欧州・日本考古学についての共同研究、B) 日本の視覚メディアについての共同研究、C)日本の近現代思想史・社会運動史についての共同研究を進める。 2022年度も世界的な感染症流行は継続していたが、徐々に各国の渡航制限が緩和されたため、本研究の本格的な再開に向けて、海外共同研究者(セインズベリー日本藝術研究所)との研究打ち合わせのために短期間の渡航・滞在を行った。その際、上記2)の方向性に関する研究発表を、海外共同研究者主催の国際ワークショップで行うことができた(1件)。そのほか、オンライン参加による国際学会ラウンドテーブルにて上記1)の方向性に関する研究発表と討議を行うことができた(1件)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の進展状況はやや遅れている。 A) 欧州・日本考古学双方に通じる海外共同研究者との共同研究では、2022年度は英国・セインズベリー日本藝術研究所への訪問を再開し、短期滞在研究を実施することができた。 B) 日本の視覚メディア研究に通じる海外共同研究者との共同研究は今後の滞在研究のスケジュールを鑑み、本科研費研究での実施は見送ることとし、別の機会を探ることとなった。 C) 日本の近現代思想・社会運動と先史時代イメージの関係についての研究では、徐々に成果発表を蓄積している。2022年度はその成果の一端を国際ワークショップにて発表し、フィードバックを得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
補助事業期間の再延長を申請し、承認された。2023年度は短期滞在による予備的フィールド調査を代替的におこない、研究成果の国際的な発信に繋げる。本研究の目的である1)基課題研究を日本の考古学・博物館学の「内省的転回」を加速させる研究として昇華させる、2)国際日本学の中に考古学と近現代思想史の関係を考究する分野の確立、それぞれの方向性に応じた分析は蓄積しているため、それらをもとにした論文執筆をおこなう。
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