研究課題/領域番号 |
17KK0031
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
堀内 俊郎 東洋大学, 文学部, 教授 (60600187)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | サンスクリット写本 / 『楞伽経』 / 『決定義経注』 / 『大乗荘厳経論』 / 『般若心経』 / 『阿毘達磨集論』 / 決定義経注 / 注釈文献 / 大乗経典 / 翻訳文献 / 般若心経 / 阿毘達磨集論 / サンスクリット写本研究 / Arthavini.ccayasuutra / 仏教文献学 / 唯識 / 大乗仏典 / 仏教 |
研究成果の概要 |
ドイツ、ハンブルク大学を拠点にして、Harunaga Isaacson教授との国際的な共同研究により、写本研究の最新の成果を取り入れつつ、『楞伽経』を中心とした仏典のサンスクリット写本研究の新たな国際的ネットワークを構築した。共催した国際ワークショップを成功裏に収め、ハンブルクにてもう一件の発表も行った。コロナ禍ではオンラインによっても研究を継続した。『楞伽経』、『決定義経注』、『阿毘達磨集論』関連文献、『般若心経』注釈文献などについて、主にサンスクリット写本に基づくテクストの読み直しを行い、着実な成果を上げた。日・英語による10数件の論文刊行や多数の学会発表を行い、成果を国際的に発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インド仏教の研究にはサンスクリット写本の読み直しが必須であるが、そのような認識は必ずしも共有されているとはいいがたい。そのなか、本研究では様々なテクストについて写本の読み直しにより読みが抜本的に変わるということを複数の文献について複数例示することができたのが、学術的意義である。そして、いくつかの英語論文によってサンスクリット写本に基づく原典研究の重要性を国際的に発信することができたことと、国際ワークショップやオンラインでの会合などにより、多くの意を同じくする研究者と交流することができ、所期の通り、サンスクリット写本研究の新たな国際的ネットワークを構築することができたのが、社会的意義である。
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