研究課題/領域番号 |
17KK0038
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 平安女学院大学 (2023) 国立民族学博物館 (2017-2022) |
研究代表者 |
竹村 嘉晃 平安女学院大学, 国際観光学部, 准教授 (80517045)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
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キーワード | インド舞踊 / グローバリゼーション / 移民 / シンガポール / 文化政策 / ポリティクス / グローバル化 / 多文化主義 / グローバル・インド / 環流 / インド音楽・舞踊 / ネットワーク / エージェンシー / モビリティ / 個人 / 創造性 / インド系ディアスポラ / 音楽・舞踊 / 「芸のキャリア」 / 文化芸術政策 / ラーマーヤナ / 人の移動 / 芸の伝播 / ピープルズ・バラエティ・ショー / コロナ禍 / オンライン / シンガポール独立 / ライフヒストリー / グローバル・ネットワーク / ラーマーヤナの現代的受容 / スリランカ系タミル人 / ディアスポラ / インド / 芸能 / 舞踊 / 身体 |
研究成果の概要 |
本研究は、シンガポールのインド系コミュニティを事例に、グローバル化が浸透する現代社会において伝統的な身体文化をめぐるポリティクスと移民社会の変容について考察した。本研究の大きな成果は、海外研究協力者との連携に加え、国際学会での研究発表の場を通じて構築した国際的な研究ネットワークを活用し、インド舞踊のグローバルな受容動向に関する個別の事例をインド・東南アジア・欧米諸国の多国間で有機的に結びつけ、ホスト社会やグローバルな政治・市場と戦略的に関わりながら、実践者たちのグローバルな活動実態と移民コミュニティの再編、身体文化をめぐる新しい価値付けや共同関係の実態を浮かび上がらせることができたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、国際学会・シンポジウムでの研究発表を通じて国際的な研究ネットワークを構築しただけでなく、本研究をグローバルな学術ネットワークのなかに位置づけて議論を展開できたことに学術的意義がある。また関連分野で優れた研究業績をもつ海外の研究者を日本に招聘した国際ワークショップや国際シンポジウムを開催し、その議論を広く日本の音楽・芸能研究に携わる研究者たちに公開できたことは大きな成果の一つといえる。また本研究は、従来の二国間の研究協力に偏重しがちだった手法から脱却し、欧米諸国や東南アジアの研究機関をも含めた国際的な学術ネットワークにおける日本のプレゼンスを高めることに少なからず貢献した。
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