研究課題/領域番号 |
17KK0040
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
宇田 忠司 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (80431378)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | コワーキング / コワーキングスペース / ワークスタイル / ワークプレイス / コラボレーション / 組織スペース / 文脈 / 現象学 / 身体 / 実践 / 空間 / ソーシャルメディア / 経験 / コンテクスト / コミュニティ / 認知 / ワークスペース |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,コワーキングスペースやファブラボに代表されるコミュニティ型ワークスペースにおける協同の生成・展開を解明し,国際的に比較することである。COVID-19により研究計画の大幅な変更を余儀なくされたが,質的および量的研究にもとづく主要な成果は次の3点である。まず,国内のほぼ全ての当該スペースに対する量的研究を通して,協同に寄与しうる要因を明らかにした。また,国内の当該スペースの運営者と利用者に関する質的調査を通して,それらのスペースにおける協同の実態とその生成・展開の詳細な過程を明らかにした。さらに,当該スペースにおける協同という事象をより良く理解することに資する方法論を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては,当該スペースにおける協同がなぜ,どのように生成・展開するか,もしくは生じないのかに関する理論的知見と,協同という事象をより良く理解するための方法論知見を蓄積したことが挙げられる。関連する研究は増えつつあるが,依然,当該現象を包括的かつ精緻に説明できているとは言い難い。そのため,本成果は経営学だけでなく関連領域に対しても一定の示唆を有する。 社会的意義としては,当該スペースの設計や運営,利活用に資する知見を提示したことが挙げられる。従来の閉鎖的な場における画一性の高い成員による協同が問い直されるなか,本成果は現況に即した協同や価値創出の仕組みの検討・構築に寄与しうる。
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