研究課題/領域番号 |
17KK0041
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高篠 仁奈 東北大学, 農学研究科, 准教授 (80507145)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 農業経済学 / ジェンダー / 経済発展 / アジア / 異分野融合 |
研究成果の概要 |
本研究は、農村女性の地位とジェンダーに関する権利意識を決定づける社会・経済的要因を明らかにし、ヒューマンセキュリティ(人間の安全保障)の観点から、女性のエンパワメント(能力・地位の向上)とジェンダー不平等をなくすために役立つ知見を探る。このため、経済学を基礎とした手法により、インドのMeghalaya州および、バングラデシュのクルナ州などを対象とした調査を実施した。ジェンダーに関する意識を決定づける要因は何か、現地NGO・政府が支援を行う上での制約とその解決法は何か、といった問題について、ジェンダー研究と地域研究等など異分野の研究者との討論を通じて国際ネットワーク形成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が基礎とする経済学の手法は、社会現象に関する変数の関係性を検証できる。一方、地域研究者やジェンダーの専門家は地域と女性のエンパワメント問題に精通し異なる発想を持つため、議論・対話を通じて異なるアプローチを融合する試みには学術的な意義がある。また、国際共同研究を通したネットワーク形成は本プロジェクトの重要な柱であるが、滞在期間中に研究者と学生らの訪問を受け入れ、帰国後も滞在中に築いたネットワークに基づき研究者を招いて研究会を開催し、学術交流の場を設けることができたことは、今後の研究連携と学生への教育に意義のあることであった。
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