研究課題/領域番号 |
17KK0070
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済統計
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
早川 和彦 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 教授 (00508161)
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2020
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
|
キーワード | パネルデータ / 共分散構造分析 / ファクターモデル / 尤度比検定 / 最尤推定量 / 最小距離推定量 / 動学的パネルデータモデル |
研究成果の概要 |
本研究では、共分散構造分析を用いて動学的パネルデータモデルの新しい分析手法を提案した。考察した動学的パネルデータモデルは、先行研究で使われている多くのモデルを特殊ケースとして含む、非常に一般的なモデルであり、例えば、内生変数や誤差にファクター構造を許している。提案した手法の統計的性質を理論的に考察し、また、モンテカルロ実験でパフォーマンスを調べたところ、既存の手法よりも良い特性を持つことが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動学的パネルデータモデルは、経済学・政治学・社会学・心理学等、様々な分野で利用されているモデルである。したがって、同モデルの精緻化や一般化、分析手法の改善は、本研究課題が属する経済学だけではなく、様々な分野の研究に貢献することになるため、大きなインパクトを持つと期待できる。また、これを機に、パネルデータ分析という観点から、分野横断的な研究が活性化するきっかけになることも期待できる。
|