研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
米国のサンアンドレアス断層および世界のプレート境界での繰り返し地震を抽出し、プレート境界浅部での非地震性すべりの役割を調べるため本国際共同研究を行なった。令和1年度にカナダ地質調査所に滞在し、共著論文を執筆した(Uchida et al., 2021)。比較対象の東北沖のレビューをまとめる(Uchida and Burgmann, 2021)とともに、令和2- 3年度にはカリフォルニア大学バークレー校に滞在し、繰り返し地震抽出を簡単にできるプログラムの開発を行なった。また世界の繰り返し地震分布と非地震性すべりの分布を得た。これらの研究成果について現在、論文やソフトウエアの公開を準備中である。
プレート境界浅部は,巨大地震が発生するとともに,津波地震やスロー地震など様々なタイプの滑りが起こる.本研究ではその様な滑り過程が繰り返し地震によりある程度わかってきた東北沖と比較・検討するために,サンアンドレアス断層や世界全域で繰り返し地震活動の系統的探索を行った.本研究で開発したプログラムは世界のどこでも適用ができ,また得られた非地震性すべりの分布と時間変化は,これまで測地学的データを用いて得られた結果を補完する重要なデータとなる.
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 11件、 査読あり 18件、 オープンアクセス 15件) 学会発表 (42件) (うち国際学会 14件) 備考 (1件)
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