研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
真の材料設計のためには構造材料のライフサイクル(創製,加工,利用,劣化,再生)すべてを網羅するような統合型材料設計システムの構築が必要である.そこで本国際共同研究では,異なるスケール・事象に関するマルチスケールモデリングを得意とするその分野のプロフェッショナルが強固に連携することで,構造材料設計手法のブレークスルーを達成することを試みた.海外共同研究者の材料設計に関する知見を基課題に統合することによって,基課題のみでは達成が困難な,構造材料のライフサイクルに関する統合計算材料設計システムの一部を創成した.
本国際共同研究によって,転位密度,結晶方位,結晶粒サイズなどの,材料固有のパラメータに基づいて金属材料の力学特性,変形挙動および材料寿命が予測可能となった.このことは,本モデルが単なる構造解析用の塑性論ではなく,新材料創製支援ツールになり得ることを意味している.構造用金属材料に関する本国際共同研究で得られた考え方を高分子材料や繊維強化複合材料に応用することによって,非金属最先端材料に関する研究成果もあげており,本海外研究課題の成果によって,金属材料のみならず,繊維強化複合材料といった最先端材料の材料ライフサイクルに基づく計算設計システムの構築に近づくと考えられる.
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 8件、 招待講演 5件) 備考 (2件)
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https://web.tohoku.ac.jp/aoyagi/