研究課題/領域番号 |
17KK0133
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村井 俊介 京都大学, 工学研究科, 助教 (20378805)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
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キーワード | プラズモニクス / 強結合状態 / ナノアンテナ / 光マネジメント科学 / 格子共鳴 / Mie共鳴 / 非コヒーレント指向性光源 / 磁気双極子 / 表面プラズモン / 光マネジメント / セラミックス / ナノ光源 / ポラリトニックデバイス / 光源技術 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトの研究期間でナノ粒子アレイ(=ナノアンテナ)と励起子の強結合状態の実現と制御に関する一貫した研究を行い、試料作製と解析手法、数値計算を含む設計手法のそれぞれに関して大きな進展があった。主な成果としては、ナノアンテナ蛍光体の量子収率測定法の確立、シリコンナノ粒子ナノアンテナにおける磁気双極子格子共鳴の初めての実験的観測、磁気双極子格子共鳴をもちいた強結合状態の実現、面外磁気双極子によるBIC状態の報告、強結合状態を実現するための最適なアレイ構造を導く群知能を援用した最適化シミュレーション技術の確立が挙げられる。 3年間の研究成果は9報の論文にまとめ、現在も複数の論文を執筆中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的にはシリコンナノ粒子における磁気双極子格子共鳴の初めての実験的観測、磁気双極子格子共鳴をもちいた強結合状態の実現は光と励起子の強結合状態の研究の新たな舞台を提供することができ、波及効果が期待できる。社会的には、ナノアンテナ蛍光体の量子収率測定法の確立は、ナノアンテナ蛍光体の社会実装に向けた大きな一歩である。量子収率と発光強度、両面からの評価により、ナノアンテナ蛍光体の実力を照明をはじめとする多くのコミュニティに認知させ、非コヒーレント指向性点光源として応用展開を図っていく予定である。
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