研究課題/領域番号 |
17KK0162
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2018-2023) 弘前大学 (2017) |
研究代表者 |
岩岡 和輝 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学研究所 放射線規制科学研究部, 主幹研究員 (70466051)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 放射線被ばく / 放射線防護 / 放射性物質 / 線量評価 |
研究成果の概要 |
天然資源には、自然由来の放射性物質が含まれており、その利用によって外部被ばくおよび内部被ばくが引き起こされる。本研究は、金属鉱石からの被ばくの実態を明らかにすることを目的としてフィリピン共和国の研究機関と共同で実施された。フィリピン共和国で採取されたいくつかの金属鉱石(アラナイト鉱石)の放射能濃度は国際的な濃度レベル(U-238系列, Th-232系列: 1Bq/g)よりも高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アジアには豊富な金属資源が眠っており、様々な先進国が支援して開発が進められている一方で、アジアの途上国ではそれによる放射線被ばくについて安全を守る思想が十分に培われていない現状がある。国際的な問題をより喫緊の問題として抱えるアジア地域において現地機関と共同研究を行い、得られる成果を全世界の金属鉱石の安全な利用に資することにより、アジアのみならず世界の金属鉱石による健康被害の予防に繋げることができる。
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