研究課題/領域番号 |
17KK0175
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
野田 愛 (池田愛) 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (10616121)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | 動脈硬化 / ストレス / 社会要因 / 日英比較 / 社会的要因 / ストレス反応性バイオマーカー / 性差 / 精神的ストレス / コルチゾール / αアミラーゼ / 心理社会的要因 / 日英共同研究 / コホート研究 / 社会心理要因 / 日英比較研究 |
研究成果の概要 |
文化的・社会的な背景が異なる日本と英国において、社会要因がストレス反応を介して動脈硬化症の発症に至る社会心理学的機序について明らかにすることを目的とした。本研究では、生活習慣、生体指標、動脈硬化指標等、多岐に渡り10年以上追跡した日英コホート研究を用いた。結果として、αアミラーゼは、コルチゾールやテストステロンといったストレスホルモンとは、ストレスに対する反応性が異なり、動脈硬化に関与する機序に日英間で違いがある可能性が示された。また、その動脈硬化への影響は女性において顕著であり、性差による相互作用が存在する可能性も示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果を基盤にして、女性の健康に影響を与える社会的要因の生物学的なメカニズムに関する研究が大きく発展し、日本と英国という異なる社会福祉政策の歴史を持つ両国の社会的健康格差ならびに福祉・健康制度や施策を比較することで、我が国が取り得る社会的アプローチが明らかになり、女性の健康増進施策の政策オプションを提示することが可能になる。
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