研究課題/領域番号 |
17KK0179
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
塩井 成留実 (青木成留実) 福岡大学, 理学部, 助教 (50510187)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | 蛇毒液 / 阻害剤 / 毒ヘビ / 蛇毒咬傷 / 毒ヘビ咬傷被害 / 抗毒素治療 / 出血毒 / ヘビ毒毒素 / 酵素阻害タンパク質 / 酵素阻害ペプチド / 出血毒金属プロテアーゼ / toxinology / anti-venom antibody / inhibitor / venomous snake / toxin, inhibitor / Toxinology / toxin inhibitor / self-defense system |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、国際共同研究より毒ヘビ咬傷被害を社会情勢と学術的な研究背景に潜む問題点を具体化し、その治療薬開発のプラットフォームの構築することであった。本事業期間、当該研究の最高峰の学会である国際学会(International society on toxicology, IST)に積極的に参加し、当該研究の認知度が高まり、学会賞としても評価された。さらに、海外研究者と信頼関係を深め、その結果、数種のヘビゲノムデーターベースを扱えるようになった。また、研究代表者はシンガポールで開催されるIST国際学会2024の運営委員に選ばれ、ISTコミュニティへの参画し最新の情報を入手できる環境にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は有毒生物研究に関わる研究グループとの国際的な共同研究を通して、信頼関係のある人的ネットワークを築くことに成功した。これは、各地域固有の有毒生物についての情報やデータの共有や共同研究への展開につながっている。有毒生物の研究では、サンプル入手が困難な点が研究の律速となる。本研究では、円滑に自然科学の研究を推進していくため、豊かなアジアの資源を各国の関係者と一緒に保護すると同時に、次世代研究者の育成を考慮した持続可能なプラットフォームの構築を目指してきた。本研究では、有毒生物資源を利用できる環境を整備した。これは、世界の科学者の協力し、最先端の毒ヘビ研究をここ日本国で展開することができる。
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