研究課題/領域番号 |
17KK0183
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 隆史 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (70508308)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2021
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | ストレス応答 / Keap1 / Nrf2 / ストレス |
研究成果の概要 |
Nrf2は酸化ストレス・異物代謝に関わる遺伝子群を統一的に制御して、生体防御に働く転写因子である。Nrf2は、非刺激下ではKeap1-Cul3を構成因子とするユビキチンリガーゼ複合体によりユビキチン化され、プロテアソームにより迅速に分解されている。Keap1はセンサー分子として機能し、酸化ストレス刺激を感知するとNrf2のユビキチン化反応を停止する。その結果、安定化したNrf2は核内に蓄積して種々の標的遺伝子の転写を活性化する。本研究では、ストレス応答におけるNrf2活性化の分子基盤、特にKeap1によるユビキチン化反応の調節機構の解明を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、Keap1-Nrf2タンパク質相互作用を阻害する化合物がNrf2活性化を引き起こすメカニズムとその影響を明らかにすることに成功した。これまでは試験管内反応においてのみ解析が実施されてきたが、本研究により、細胞レベルおよびマウス個体レベルでの実証に成功した。この研究成果は、Keap1-Nrf2タンパク質相互作用阻害による次世代型のNrf2活性剤の開発に有益な情報を提供する。
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