研究課題/領域番号 |
17KK0193
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
星野 祐一 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (40718384)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2023
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | 膝前十字靭帯 / 半月板 / ACL / Meniscus / 前十字靭帯再建術 / 半月板損傷 / 半月板修復術 / 回旋不安定性 / 生体医工学 / 関節力学 / 整形外科学 / スポーツ外傷 / 手術治療 |
研究成果の概要 |
この研究ではACL損傷に合併した外側半月板損傷に対する縫合術と修復術の回旋不安定性及び再建靭帯への力学的負荷を関節力学試験ロボットシステムを用いて評価・比較することを目的とした。2019年度には実験を開始し、8膝を用いて関節力学試験を行った。コロナ感染拡大の影響で当初実験計画で予定していた20膝に対してサンプル数としては不十分な状態ながらも検出できた結果としては、ACL損傷に外側半月板損傷を合併した場合にはACL再建術単独では回旋不安定性は十分な回復が得られず。半月板縫合術を追加するか若しくは外側腱固定術を追加することでも回旋不安定性の正常レベルへの回復が得られていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膝前十字靭帯損傷に半月板の合併損傷が生じることが頻繁にみられるが、特に外側半月板損傷の合併は前十字靭帯損傷で生じる回旋不安定性を悪化させることが知られている。過去の臨床報告からは合併外側半月板損傷に対しては修復を要さないという報告もあるが、今回の実験結果からは回旋不安定性の正常化を目指す場合に前十字靭帯再建術単独では不十分であり、半月板損傷を縫合術で処置するか、若しくは外側腱固定術を追加することが必要になるという事が示唆される。
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