研究課題/領域番号 |
17KT0093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
高柳 敏幸 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (90354894)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 遷移状態 / 反応動力学 / 量子波束法 / 非断熱遷移 / ポテンシャルエネルギー曲面 / 量子化学 / 分子衝突 / 遷移状態分光 / 光電子分光 / 波束動力学 / スピン反転 / 光電子スペクトル / 化学物理 / 原子・分子物理 |
研究成果の概要 |
遷移状態は化学反応の起こりやすさを理解する上で重要な概念であるが、直接観測することが難しい。遷移状態を観測する方法はいくつか提唱されており、「遷移状態分光」と呼ばれている。その最も成功した例は、アニオンを利用する方法である。しかし、実験だけから遷移状態の情報を得るのは困難である。本課題では、精密なポテンシャル曲面の作成と量子波束ダイナミクス計算を行い、実験結果を定量的に解釈することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学反応の本質は、瞬間的な分子結合の解離や生成である。化学反応がどのような分子構造を変化を経て進行しているかを理解することは重要である。本研究課題では、理論と実験の共同作業によって、化学反応の鍵である「遷移状態構造」の情報を直接得ることができることを示すことができた。
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