研究課題/領域番号 |
17KT0100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
山門 英雄 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (30242035)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 遷移構造 / 構造予測 / 結晶構造 / 立体配座異性体 / RNM法の導入 / PDrCA法 / 電荷移動錯体 / DMDBT2(F4TCNQ) / 結晶構造予測 / RNM法 / シリコン / 充填率 / 窒化ホウ素 / 分子構造予測 / 離散原子指定法 / グリシン / CN、CP、CAsハイブリッド構造 / BCハイブリッド構造 / ケイ素結晶構造 / RNM法を適用した結晶構造予測 / 充填率に着目した結晶構造予測 / pyrene-BHETCNQ / プリズムカーボンチューブ / エネルギー貯蔵物質 / イオン液体の融点と遷移構造 / シート状炭素二次元周期構造 / CNハイブリッド構造 / (DMDBT)2(F4TCNQ) / 遷移構造探索 / 計算物理 / イオン結晶 / ナノ材料 / 物性基礎論 |
研究成果の概要 |
本研究は、分子やその会合体、および周期的境界条件を満たす結晶について、平衡構造(EQ)とその間の遷移構造(TS)の探索を計算化学的手法を用いて行い、その性質を検討すること、及び結晶構造に関する実験を行うことを目的としている。 この3年度間で共著者らと、27件の学会発表を行い、新規結晶作成に関する投稿論文を1報、分子や結晶のEQやTSに関する論文を4報出版してきている。また本研究中には当初想定していなかったような新たな着想を得ることもできており、その研究成果について2020年度4月に入り新たに1報受理された。本研究により得られた研究成果の中には未投稿のものもあり、今後の追加投稿を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、分子やその会合体、および周期的境界条件を満たす結晶について、平衡構造(EQ)とその間の遷移構造(TS)の探索を計算化学的手法を用いて行い、その性質を検討すること、及び結晶構造に関する実験を行った。 新規電荷移動錯体を作成することが出来た他、計算による遷移構造の予測を通じて、実験的にはまだ存在が確認されていない新物質(炭素同素体の一種:プリズムカーボンチューブ)の実在可能性を予測したり、結晶構造予測法についての新たな工夫の提案(RNM法の導入や充填率への着目)や、また分子の立体配座異性体の探索についての新たな方法の提案(PDrCA法)を行っており、学術発展に寄与している。
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