研究課題/領域番号 |
17KT0103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 認定NPO法人量子化学研究協会 |
研究代表者 |
黒川 悠索 認定NPO法人量子化学研究協会, 研究所, 研究員 (30590731)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ポテンシャルカーブ / Free Complement法 / Chemical Formula Theory / シュレーディンガー方程式 / 励起状態 / 変分法 / 遷移金属錯体 / 原子価結合法 / 多配置理論 / スピン状態 |
研究成果の概要 |
化学的直観と対応するように波動関数を作る理論であるCFT(Chemical Formula Theory)理論(“新しいVB理論”と称していた理論)と、1,2電子積分だけでシュレーディンガー方程式を変分的に解く方法として提案されたFC(Free Complement)-sij法を用いて、水素分子、CH分子やMo-Mo系などについて、その基底・励起状態のポテンシャルカーブを精密に求めた。また、いくつかの元素に対し、in-out相関を考慮したsingle zetaの最適な軌道を求めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来の電子状態理論である分子軌道(MO)法や原子価結合(VB)法とは全く異なる理論として提案されたCFT(Chemical Formula Theory)を用いて、いくつかの分子のポテンシャルカーブを精密に求めたものである。原子間距離が長い領域から短い領域までポテンシャルカーブが精密に求められることにより、様々な化学反応を精密に予測したり解析したりすることが可能になるといえる。また、化学的直観と合致した波動関数を用いることにより、化学反応を直観的に理解したり、また化学反応設計に用いたりすることが可能になることが期待できる。
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