研究課題/領域番号 |
17KT0115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
構成的システム生物学
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
木村 梨絵 生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 特任助教 (60513455)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 試行間ばらつき / 神経生理 / 神経回路 / 学習 / 行動 / マルチユニット記録 / 視覚野 / 神経生理学 / 大脳皮質 |
研究成果の概要 |
学習によって、神経回路が揺らぎを含みながら、どのように変化していくのかを明らかにすることを目指し、視覚弁別課題の学習前後でのラットの一次視覚野の神経活動を解析した。この結果、一部の細胞は、学習で特徴的な神経活動を示すようになった。また、単一細胞の神経活動、細胞集団の神経活動は、いずれも、学習前後で大きな試行間ばらつきを維持しているものの、学習後には精度高く情報を表現するようになることが明らかになった。学習によって、縦縞・横縞の発火頻度の違いが大きくなることによって、揺らぎながらも正確な情報表現を実現すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、学習の前後で、神経活動は大きな揺らぎを維持しているものの、学習後には、応答が大きくなることで、方位情報を分離して表現し、正確な情報表現を実現している可能性を提示することができた。単一試行での解析をすることで、学習前後での情報表現の違いを明らかにできたことの意義は大きいと考えられる。
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