研究課題/領域番号 |
17KT0141
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
オラリティと社会
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
神長 伸幸 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (90435652)
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研究分担者 |
山田 悟史 立命館大学, 理工学部, 講師 (00551524)
菊池 英明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70308261)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / オラリティ / 対話コミュニケーション / 距離知覚 / 対人コミュニケーション / インタラクション / パーソナルスペース / 対話エージェント / 自己効力感 / 人工知能 / 認知科学 |
研究成果の概要 |
話し言葉による対話において、即興的に情報処理、特に身振り・表情や対話相手、周辺環境との距離などの情報を利用したコミュニケーションを実現するようなオラリティの運用方式について、現実環境とバーチャルリアリティ環境におけるオラリティ運用の類似・相違を検討した。聴衆を前にしたスピーチ、空港の入国審査、人事面接、一次救命救急といった状況で検討した結果、バーチャルリアリティ環境でも現実環境と同様のオラリティ運用を期待することが示唆された。一方、バーチャリリアリティ環境では、我々の周囲に置かれた事物までの距離を過小評価する傾向があることがわかり、周辺環境の知覚の違いによるオラリティ運用の変化も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バーチャルリアリティ環境におけるコミュニケーションは、技術革新によってもたらされた人類にとって新たな環境であり、そこにおける心的処理の運用に関する知見は、コミュニケーションを形作る人間の認知的基盤を明らかにするという学術的意義のみならず、近年、急速に普及しつつあるバーチャルリアリティ技術のより快適な利用方法を考える上での重要な知見を提供すると考えられる。
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