研究課題/領域番号 |
17KT0147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
池田 香織 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (10706716)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 運動療法 / 糖尿病 / 療養 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
肥満や虚弱に至る原因の一つに活動量低下が挙げられる。農園芸作業は、ストレス軽減、食嗜好改善、適度な活動量維持など多面的効果の可能性がある。本研究では、糖尿病患者を対象に、農園芸作業の効果について検討を行った。糖尿病患者9名、クロスオーバーで、2018年に農園芸作業を行う群と2019年に行う群に割付した。大豆栽培と花卉園芸作業の詳細を設定した。介入年度は7月から11月の間に週1回大豆と花卉に関わる作業を行った。対照年度は従来治療を継続した。介入年度において、気分を測定する指標(POMS)にて活力が有意に上昇した。その他、ストレス関連ホルモン、体組成、活動量には明らかな効果は確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢の糖尿病患者が農園芸作業を行うことで、気分プロファイル指標における活力の上昇という、心理的効果が得られた。活動性の低下で悪化する疾患を有する高齢者に、活動性を高めるための介入として、農園芸作業は選択肢の一つになり得る。
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