研究課題/領域番号 |
17KT0149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
ニシハラ グレゴリーナオキ 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 准教授 (40508321)
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研究分担者 |
戸田 龍樹 創価大学, 理工学部, 教授 (10222150)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ウニ / いそやけ / 回復 / 栄養塩 / 捕食者 / 被食者 / 付着藻類 / 藻場 / 付着珪藻 / marine forests / herbivory / seaweed bed restoration / seaweed / macroalgae |
研究成果の概要 |
沿岸生態系が悪化の一途をたどるなかで、地方漁村の経済力は減衰している。藻場生態系の最も重要とされる機能は有用水産生物の餌場、産卵場、生育場である。藻場の回復に有用な手法は植食性生物のバイオコントロールである。本研究では、被食のリスクを与えるだけでウニの摂餌行動を制限することを明らかにしたが、当初検討していた海藻の増殖速度と被食の相互作用の効果はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海藻の捕食者の駆除は藻場生態系の保全に欠かせない条件ではないと考えられる。海藻を食べる捕食者の摂餌行動を変えることで、食圧を制御することが可能である。たとえば、ウニに対する捕食のリスクが高まると、ウニ行動に制限がかかり、海藻を頻度が下がることを証明した。藻場生態系の回復と保全は完全な植食性生物の駆除が不要であり、持続可能な藻場生態系の管理は現実的であると考えられる。
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