研究課題/領域番号 |
17KT0150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2020) 早稲田大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
塩田 琴美 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 准教授 (50453486)
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研究期間 (年度) |
2017-07-18 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 農業 / 障害者就労 / 医農福連携 / 障害者就労支援 |
研究成果の概要 |
企業における障害者就労の抱える課題として、通常の作業フローから障害者が作業可能な業務を切り出し、マッチングする難しさを抱えていることが多い。しかし、本研究の結果から、障害者就労に農業を取り入れるメリットとして、農作業は年間を通じた業務があり、定型的でルーティン化をしやすいこと、作業の切り分けを行いやすいことが分かった。 そのため、農業においては様々な障害の特性に合わせた形で、仕事のマッチングが可能となり、障害者が得意とするプラスの面を生かす環境作りができると考えられる。障害者就労においては短期離職も課題となる中、農業は個人に見合う仕事に従事できるため、継続的な就労にも繋がると期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果より、農業では障害者の特性に合わせた作業指標が明確となりやすいことから、適切なジョブマッチングに繋がり、障害者にとって価値のある働き方ができる環境を構築しやすいといえる。この環境作りを行うことで、障害者の継続的な就労の場となり、人手不足の農業において新たな担い手としての活躍が期待でき、障害者雇用と農業分野の双方の課題解決に繋がると考えられる。 加えて、障害者雇用にあたっての作業能力指標やジョブマッチングシステムは福祉分野など他分野においても,未だ十分な検討がされていない。そのため、本研究で得られた成果は農業のみならず障害者就労においても汎用性も高く、社会的にも意義深いと考えられる。
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