研究課題/領域番号 |
18013006
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
田村 眞理 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (20124604)
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研究分担者 |
小林 孝安 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (10221970)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
2007年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2006年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | PP2C / SAPK / アポトーシス / ASKI / ILK / ASK1 |
研究概要 |
癌細胞の特異な形質である無限増殖能を支える分子基盤の一つとして、細胞の生と死の制御システムの破綻が挙げられる。細胞の生存と死の制御には様々なシグナル伝達システムが関与しているが、その中でストレス応答プロテインキナーゼシグナル伝達路(SAPKシステム)は細胞のアポトーシス誘導のシステムとして主要な役割を担っている。我々は、SAPKシステムの破綻が細胞の癌化を引き起こすことに着目し、SAPKシステムの多様な制御機構の解明が細胞の癌化のメカニズムの理解につながるとの視点に立って、主にプロテインホスファターゼ2CファミリーによるSAPKシステムの制御機構についての研究を進めてきた。TNFαやH_2O_2によって誘導されるアポトーシスシグナルはSAPKシステムを構成するMKKKの一種であるASK1を介して下流に伝達されることが既に報告されている。本研究で我々は、PP2CδとPP2Cεが、それぞれ、ASK1の活性化および不活性化因子としての役割を担う事を見出した。しかも、無刺激状態ではPP2CεがASK1と会合し、脱リン酸化によりASK1を不活性な状態に維持するが、TNFα刺激によりPP2CεがASK1から解離し、これに代わってPP2Cδが会合することによりASK1が活性化されることを示す結果を得た。これらの結果は、PP2CεとPP2CδがSAPKシステムの時間的制御に関わることを示唆している。
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