研究課題/領域番号 |
18013009
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
紺谷 圏二 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30302615)
|
研究分担者 |
堅田 利明 東京大学, 大学院・薬学系・研究科, 教授 (10088859)
梶保 博昭 東京大学, 大学院・薬学系・研究科, 助教 (70401221)
福山 征光 東京大学, 大学院・薬学系・研究科, 助教 (20422389)
小林 哲夫 東京大学, 大学院・薬学系・研究科, 助教 (80433994)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
2007年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
2006年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
|
キーワード | シグナル伝達 / 生体分子 / 細胞・組織 / 遺伝子 / G蛋白質 / ゲノムプロジェクト / 染色体分離 |
研究概要 |
Rasに代表される低分子量G蛋白質ファミリーは、細胞の分化・増殖、小胞輸送、接着・形態形成、核内輸送などの多彩な細胞機能を制御する分子スイッチとして機能することが明らかにされてきた。しかしながら、既存のサブファミリーには属さない機能未知の低分子量G蛋白質も数多く残されており、ゲノムプロジェクトの成果を活用してユニークな新奇G蛋白質を単離・同定してその機能を解析することは、新しいシグナル伝達系の解明、さらにはG蛋白質の普遍性と多様性の理解に貢献する。 我々が同定した低分子量G蛋白質Gie/Arl8は、その機能抑制により染色体分離に異常が生じることから、正常な染色体分離に何らかの重要な役割を果たしていると考えられる。そこで本研究ではGie/Arl8が介在する情報伝達系の解析を行った。まずGie/Arl8の結合因子の探索を行い、Gie/Arl8のヌクレオチド型依存的に結合する因子を見出した。その因子の機能抑制によりGie/Arl8と類似の表現型(染色体分離の異常)が観察されることから、その因子がGie/Arl8と同一の経路で機能し、正常な染色体に寄与していることが推察された。さらに興味深いことに、Gie/Arl8効率的なグアニンヌクレオチド交換反応にはN末端メチオニンのアセチル化修飾が重要であることを見出した。
|