研究課題/領域番号 |
18013043
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
水島 徹 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (00264060)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2007年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
2006年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | NSAIDs / 抗癌メカニズム / DNAチップ / クロージン4 / タイトジャンクション / アスピリン / 発症リスク / クロージン / シクロオキシゲナーゼ / クロージン2 / AKT |
研究概要 |
我々はNSAIDsの抗癌メカニズムの解明を目指し、DNAチップを用いて、NSAIDsにより誘導される遺伝子を網羅的に同定し、様々な新しいメカニズムを見出してきた。この一連の研究の中で我々は、NSAIDsがクロージン4を誘導すること、及びこの誘導が癌の転移・浸潤の抑制を介して、NSAIDsの抗癌作用に寄与していることを示唆した。クロージン4はタイトジャンクション(TJ)を構成するクロージンファミリーの一つである。TJが癌細胞の浸潤に対するバリアになっていること、及び癌細胞で各クロージンの発現が変化していることなどから、TJが細胞の癌化、及び悪性化と深い関連があることは知られていたが、NSAIDsとTJとの関連を示したのはこれが初めてである。またこれまで癌との関連については、TJの機能面(バリア機能など)に関する研究が多く、クロージンの発現との関連を示した点でも本研究は新しい。一方最近我々は、NSAIDsがクロージン2の発現を逆に抑制すること、及びこの抑制も癌の転移・浸潤の抑制を介して、NSAIDsの抗癌作用に寄与していることを示唆した。今後は、全てのクロージン(24種)を対象に、NSAIDsにより発現が変化するのか、その発現変化が浸潤性、運動性、足場非依存的な増殖など癌の特性、及びTJの機能(癌細胞の浸潤に対するバリア機能など)をどのように影響するのか、及びこれらの癌の特性変化がin vivoにおける癌の増殖、浸潤、転移にどのような影響を及ぼすのかを解析し、NSAIDs、癌の特性、クロージン、3者の関係の全体像を明らかにする。
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