研究課題/領域番号 |
18018025
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
世良 貴史 京都大学, 工学研究科, 准教授 (10362443)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
2007年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 遺伝子 / 発現制御 |
研究概要 |
これまでに狙い通りの人工転写因子ができることを確認したが、作製したDNA結合部位の、人工転写因子発現ベクター用の改良型プリカーサーへのクローニング効率が現在のところ芳しくない。ライゲーションサンプルの大腸菌への形質転換後得られる形質転換体数がそれほど高くなく、今のところ実験に必要な水準を満たしていない。各メーカーのエレクトロコンピテントセルを試してみたが、市販品のエレクトロコンピテントセルでは満足のいく結果が得られなかった。そこでエレクトロコンピテントセルを自作して、多量の形質転換体を得ることを試みた。また得られたベクターの動物細胞への遺伝子導入を行った。すでに報告されている方法に沿って、動物細胞への遺伝子導入を試みたが、その効率は報告されているものより予想以上に低く、様々な導入条件を検討したが、満足のいくものではなかった。そこで各種メーカーの遺伝子導入試薬を用いて、様々な条件の検討を行ったが、5%以上の遺伝子導入効率を得ることはできなかった。また、従来のエレクトロポーレーション法によっても導入効率の改善は見られなかった。しかし、最近報告された新しい方法に基づくエレクトロポーレーション法を用いると、遺伝子導入を大幅に改善することができた。遺伝子導入に用いるパルス電圧、パルスを掛ける時間および回数等の各種条件を検討し、最終的に再現性よく50%以上の効率で遺伝子導入できることを見出した。
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