研究課題/領域番号 |
18021006
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坂野 仁 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90262154)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2007年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 嗅覚受容体 / 遺伝子単一発現 / LCR / エンハンサー / 正の制御 / フィードバック / 負の制御 / ノックアウトマウス / 嗅覚系 / 軸索投射 / 活動電位 / cAMP / 遺伝子発現 |
研究概要 |
当グループでは以前、嗅覚受容体(odorant receptor: OR)遺伝子の発現を制御するlocuscontrol region(LCR)としてH領域を報告した。最近コロンビア大学のAxel博士のグループは、我々の発見したH制御領域がマウスOR遺伝子系における唯一のエンハンサーで、別の染色体のOR遺伝子にもトランスに働くと報告した。このtrans-actingモデルはOR遺伝子の単一発現の為の説明として魅力ある可能性ではあったが、我々が行ったH領域のノックアウトマウスの解析結果は、Hはローカルに働くエンハンサーである事を示し、Axelグループのtrans-actingモデルを否定する結果となった。また我々のノックアウト実験では、H領域の下流にも別のLCRのある事が示唆された。従って、OR遺伝子系は複数のcis-acting LCRにより正に制御され、負のフィードバック制御によって単一OR発現が保証されていると考えられる。
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