研究課題/領域番号 |
18028010
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
石川 忠彦 東京工業大学, 火山流体研究センター, 助教 (70313327)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 光誘起相転移 / 分子性錯体 / 電荷整列 / 電荷分離 / 臨界現象 / 分子性導体 / 電荷分離相転移 |
研究概要 |
前年度の研究成果により、dmit塩の電荷分離整列相において、非常に高速かつ巨大な光学応答が存在する事を発見した。この系は、dmit分子の特異な電子状態に起因して完全電荷分離という特有の相が存在しており、ハーフフィルドであるにも関わらず電荷整列現象が存在するという点で、現在研究が盛んな電荷整列系における光誘起相転移を考える上で貴重な研究対象である。本年度は、本系における研究進行のネックとなっていた小さな試料における測定の進展を目指して顕微分光装置の立ち上げを行い、また、上記dmit系における詳細な光誘起相転移現象の測定、探求を目的として研究をおこたった。前者については、本課題の予算により購入したカセグレン対物レンズを用いることにより、中赤外域から可視領域にわたる広いエネルギー領域において光学反射率スペクトルを測定する光学系の立ち上げに成功し、10um程度の鏡面がある試料における測定が可能となった。後者については、前年度の研究を引き継ぐ形で、低温相、高温相の両相において、温度依存性、励起光強度依存性、を詳細に測定し、電子構造の変化とともに、相転移に伴う臨界現象の存在を明らかにし、この系固有の光誘起相転移の特性を明らかにすることに成功した。現在、論文執筆中である。
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