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協同的トムソン散乱計測システムの開発とEUV光源プラズマの最適化研究

研究課題

研究課題/領域番号 18030011
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関九州大学

研究代表者

内野 喜一郎  九州大学, 大学院・統合理工学研究院, 教授 (10160285)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2007年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードPDP / トムソン散乱 / EUV 光源 / 電子密度 / 電子温度 / イオンの荷電数 / 協同的散乱 / マイクロ放電 / EUV光源
研究概要

本研究では,ArFエキシマレーザーより先のリソグラフィー光源として期待されている極端紫外光(EUV)の最適な発生のために,それを生成するプラズマのパラメータをレーザートムソン散乱により把握するための研究を行っている。平成18年度までにピンチ放電方式のEUV光源プラズマのトムソン散乱計測が可能であることを実証したので、平成19年度は、レーザー生成方式のプラズマの計測の実証に努めた。これまでに開発している散乱スペクトル分析用の分光器の波長分解能(16pm)や迷光除去性能(レーザー波長からの差波長Δλ=40 pmにおいて10^<-5>)の兼ね合いから、実際のEWV発生に使われるSnプラズマの分光は難しいと判断し、まずは炭素棒をターゲットとしてYAGレーザーを照射して生成した炭素プラズマの協同的トムソン散乱計測を実行した。SnよりC原子の質量が軽いことでスペクトル広がりが大きく、協同的トムソン散乱スペクトルイオン項を詳細に観測することができた。プラズマ生成のためのレーザー照射の10ns後においてターゲット表面から200μmの位置で観測したスペクトルの分析から、プラズマのパラメータが,電子密度n_e=2.0×10^<24>m^<-3>,電子温度T_e=12±1 Ev,実効的イオンの荷電数Z=4であることを示した。さらに、同位置での密度温度の時間変化、および200〜500μmの範囲での密度温度の空間分布などを明らかとした。
他のマイクロ放電プラズマの計測として、容量連結型マイクロ放電プラズマの電子密度・温度の測定をトムソン散乱によりはじめて行った。ヘリウム雰囲気で圧力400 Torr、放電ギャップ0.5mmの条件化で、ギャップ中央で放電開始後40 nsにおいて観測したトムソン散乱信号から、電子密度n_e=2.0×10^<21>m^<-3>、電子温度T_e=2.8eVを得た。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Thomson Scattering Diagnostics of Plasmas for EUV L ight Sources2007

    • 著者名/発表者名
      K, Tomita・S, Araki・T, Yamada・K, Uchino, 他
    • 学会等名
      International Symposium on Plasma Chemistry
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2007-08-28
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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