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標的タンパク質精製法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18032042
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関京都大学

研究代表者

上杉 志成  京都大学, 化学研究所, 教授 (10402926)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードケミカルバイオロジー / ケミカルジェネティクス / 生理活性小分子化合物 / ビオチン / 標的タンパク質
研究概要

生命現象を解明するために、生理活性小分子化合物はさまざまな形で利用されてきた。その中で最も直接的な利用法は、化合物の標的タンパク質を精製・同定することだろう。しかし、標的タンパク質の生化学的精製は困難を極める作業であり、その成功率は低い。本研究の目標は、成功率を向上させる方法を開拓することである。
化合物の標的タンパク質精製では、ビオチン化化合物を用いるのが簡便。ビオチン化した化合物をアビジンアガロース担体に結合させ、化合物のアフィニティー担体をつくり、標的タンパク質を細胞抽出液から釣り上げてくる。研究代表者らはこのような精製を繰り返し行う中で、改良を行い、「釣竿法」という方法を開発した。この方法を用いれば、標的タンパク質の細胞抽出液からの回収率が格設に良くなることがおおい。
この「釣竿法」をさらに改良し確立させ、特定研究で発見されたり合成される化合物の標的タンパク質決定に活用してきた。例えば、領域内の木越らが精力的に研究してきた海洋天然物オーリライドをとりあげた。この細胞毒化合物は、低濃度(数nM)で細胞にアポトーシスを引き起こすが、そのメカニズムは謎であった。釣竿法を試したところ、標的タンパク質がプロヒビチンであることが判明し、その結果を生化学、分子生物的、細胞生物学的手法で確認した。
この他にも、領域内の他の研究者と協力して、生理活性化合物の標的決定を釣竿法で試み、今後の研究へとつながる成果を得た。この釣竿法は製薬会社5社で現在用いられるようになっている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Polyproline-rod approach to isolating protein targets of bioactive small molecules : isolation of a new target of indomethacin.2007

    • 著者名/発表者名
      Sato, S., et al.
    • 雑誌名

      J.Am.Chem.Soc. 129(4)

      ページ: 8-8

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.scl.kyoto-u.ac.jp/~uesugi/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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