研究課題/領域番号 |
18032046
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
深瀬 浩一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80192722)
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研究分担者 |
藤本 ゆかり 大阪大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (00362616)
田中 克典 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (00403098)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 複合糖質 / 免疫増強作用 / 受容体 / 化学合成 / リポ多糖 |
研究概要 |
グラム陰性菌のリポ多糖は強い免疫増強作用を有するが、その毒性から内毒素として古くから知られており、その活性中心はリピドAと呼ばれる糖脂質である。寄生菌のリポ多糖とリピドAは免疫増強作用が極めて弱く、寄生におけるそれらの役割が注目されている。本年度は、それらの化学構造と活性との相関関係を明らかにするための合成研究を行った。ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は、胃や十二指腸潰瘍の起炎菌として有名であり、そのリポ多糖(LPS)は、大腸菌のLPSとは異なり、免疫増強作用は非常に弱い。以前に一位リン酸基がエタノールアミンで修飾を受けた化合物と遊離のリン酸基であるリピドAを合成し、前者が弱い免疫増強作用を示し、後者はLPSに対するアンタゴニストとして作用することを見出した。後者については酸性糖Kdoの結合した化合物についても合成し、Kdoにより活性が増加することを見出した。本年度はこれらについて詳細に検討し、速報にまとめた。また新たな経路によるピロリ菌リポ多糖の合成について検討し、Kdo残基の効率的な縮合法を見出すなどの成果を挙げた。同様の経路によって歯周病菌のLPS部分構造の合成についても検討を行った。 さらに活性発現のための鍵となる立体構造と活性発現の関係を明らかにするために、アンタゴニストであるテトラアシルリピドと受容体MD-2とのX線結晶構造解析に成功した。
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