研究課題/領域番号 |
18032060
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田丸 良直 長崎大学, 工学部, 教授 (80026319)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2007年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 触媒 / C-C結合形成 / パラジウム / ニッケル / 水許容 / インドール / イソプレン / アリルアルコール / 多成分連結反応 / ジエン / アルキン / トリエチルホウ素 / アミン / アルドイミン |
研究概要 |
1)イソプレンユニットの連続連結反応の開発 自然界ではisoprenyl-OPPを原料として、酵素を触媒とする多彩な天然化合物が合成されている。ニッケルを触媒、Et_3Bを還元剤として用いるジエンによるアルデヒドのホモアリル化は、水、水酸基に対して許容である。この極めて有用な反応特性を利用して、その応用的な展開を計る。アルデヒドとしては、普通のアルデヒド、および水中でしか安定に存在しえないアルデヒド(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、グルタルアルデヒドなど)を検討対象とし、多大の成果を得た。また、アルドイミンに対する反応にも成功した。 2)Pd・Et_3B触媒系による、トリプトファンのアリルアルコールによる環化・アリル化の開発 Pd・Et_3B触媒系を用いた、アリルアルコールによる選択的なインドールの3位でのアリル置換反応を既に報告した。同反応をトリプトファンに適用すると、環化・アリル化が一挙に進むことを最近発見した。生成物は単一で、Flustramine Bなどのピロロインドールアルカロイド類の全合成に応用可能である。この反応の特徴は1)アリルアルコールを直接アリルカチオン源として用いること、2)二種類存在するアミノ基を保護することなく、また、これらのアミノ基は最終生成物として(アリル化されることなく)フリーな形で得られる。アリルアルコールの種類、トリプトファンの置換様式を種々変えて、この反応の一般性や天然生体機能分子の合成を検討するとともに、有用含窒素、含酸素複素環化合物やフェノール類のアリル化をも検討し、多大の成果を得た。2-メチレン-1,3-プロパンジオールの双極活性化も検討する。
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