研究課題/領域番号 |
18032061
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
田中 淳一 琉球大学, 理学部, 教授 (20163529)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2007年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 細胞毒性 / サンゴ礁生物 / 海綿 / hippuristanol / iejimalide / PBDE / アクチン / タンパク合成阻害 / seragamide A / kabiramide |
研究概要 |
本年度の研究目的に沿って、沖縄およびインドネシアのサンゴ礁生物を素材に、それらから見つかる細胞分裂を阻害する物質、およびすでにタンパク合成阻害剤として報告したhippuristanolに関連する研究を行った。 インドネシア産海綿Lamellodysidea herbaceaから見い出した一連の多臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)類については、その化学構造と構造活性相関について報告した。 hippuristanolについては、これを秋光らと試薬として使用して、タンパク合成におけるmRNAのSTOPコドンの役割について検討した。さらに、WagnerとPelletierらとの共同研究により、hippuristanolの標的タンパクであるRNA helicaseの結合部位を明らかにした。 一方、ホヤに由来するマクロライドのiejimalide類については、小林と長田らによって最近その活性メカニズムが明らかにされたが、Helquistらとともにiejimalideの誘導体を各種作成し、その構造活性相関について報告した。 さらに、沖縄本島恩納村沿岸で採集した2種の海綿Dysidea cf. arenariaと未同定種(現在、de Voogdに同定を依頼中)についてその細胞毒性成分を明らかにした。D. cf. arenariaからは一連の新規スポンジアン型ジテルペン類を見い出し、それらの構造と細胞毒性について検討した。一方、未同定種からは、チオフェンとアセチレンを含むユニークな新規脂肪酸を単離し、その構造と活性について明らかにした。いずれも現在投稿論文を準備している。
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