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非対称化による光学活性炭素環状化合物の構築を基軸とした生理活性海産天然物の合成

研究課題

研究課題/領域番号 18032073
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京薬科大学

研究代表者

伊藤 久央  東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (70287457)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2007年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード合成化学 / 不斉エポキシ化 / 非対称化 / 立体選択的 / 海産天然物 / 軟体サンゴ / エナンチオ選択的 / エポキシ化 / ラジカル環化 / 触媒
研究概要

今年度はまず,対称性を有するシクロヘキサジエン誘導体に対する不斉エポキシ化のための触媒開発に主力を置いて検討を行った.従来より用いていた,Shiらが開発した光学活性ケトン触媒は触媒効率が悪く,不斉エポキシ化の際に0.5当量から1当量の触媒を用いなければならなかった.そこでまず,触媒効率の高い触媒のデザインを行った.Shiらの開発した触媒は,不斉エポキシ化の反応中にBaeyer-Billiger反応によって分解することから,Baeyer-Billiger反応が進行しにくい触媒のデザインを考えた.すなわち,活性中心であるケトン部位の周辺に電子求引性置換基である酸素官能基(アルコキシ基)を複数個導入した化合物を合成した.その結果,このものは0.05当量の触媒量で反応が進行することを明らかとした.本触媒中に不斉中心を導入し,光学活性なケトン触媒としたが,不斉エポキシ化反応は進行するものの,生成物に有意な光学純度は得られなかった.今後,さらに不斉中心の導入位置などについて検討し,新規な不斉触媒の創製を目指していく.次に,pachyclavulide Bの全合成研究について以下のように検討を行った.6員環部位の合成の際に問題であった,4級炭素の立体選択的構築について,従来の方法と異なる隣接基関与を駆使した手段を用いてさらに検討を行った.その結果.隣接基関与については作業仮説通りの関与を示したが,求核試薬の攻撃が良好には進行せず,さらなる課題を残した.また,10員環部位の構築についても検討を行い,全合成につながる知見を得た.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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