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電位勾配を有するルテニウム三核錯体多量体

研究課題

研究課題/領域番号 18033051
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関早稲田大学

研究代表者

山口 正  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40230362)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2007年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード金属錯体化学 / 電位勾配 / デンドリマー
研究概要

本研究はルテニウム三核錯体,[Ru30(RCO2)6(L)3]n^+を4,4'-bipyridineにより架橋したデンドリマー型十量体の末端配位子や架橋カルボン酸を変化させ,電位勾配を有する十量体を合成することおよび類似のデンドロンタイプの多量体を合成しその機能(特に多電子移動能)を調べることを目的としている。
昨年度に引き続きdibutylaminopyridineを末端配位子として持つデンドリマーがた十量体を合成し,その電気化学的拳動を調べた。掃引速度を変えて微分パルスボルタモグラム(DPV)を測定したところ,中央ユニットに関するピークについて,ピーク位置の掃引速度依存性が掃引方向によって若干異なっていた.しかし,溶媒や支持塩などを変えて測定を行った結果,この変化は非常に小さいため,明らかな効果が観測されたとは言えないと結論付けた。
また,傾斜型のデンドリマーの応用として,部分構造であるデンドロン型7量体を電子プールとする多電子移動触媒を合成し機能を評価した。以前,傾斜のないデンドロン型7量体にCoポルフィリンを連結した錯体を合成しその触媒能を調べたが,触媒効率がそれ程良くなかった。そこで,電子プールからのポルフィリン部への電子移動速度を速くするためにデンドロン部に傾斜をつけた物を合成し,その錯体の酸素の四電子還元に対する触媒能を回転リング電極を用いて調べた。しかし、残念ながら触媒能の向上は見られなかった,これは連結部のRu三核ユニットを安息香酸イオン架橋のものとしたため,Coポルフィリンよりも正電位になり逆に電子移動が遅くなったためではないかと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Trirutheniumu Cluster Oligomers that Show Multistep/Multielectron Redox Behavior2006

    • 著者名/発表者名
      Tomohiko Hamaguchi, Tadashi Yamaguchi, Tasuku Ito
    • 雑誌名

      Redox Systems Under Nano-Space Control, Part II

      ページ: 133-140

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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