研究課題/領域番号 |
18033055
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
藤原 尚 近畿大学, 理工学部, 教授 (30190101)
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研究分担者 |
仲程 司 近畿大学, 理工学部, 助教 (10375371)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 金属ナノクラスター / 触媒 / ナノ配位空間 / 不斉反応 / 自己組織化 / アルミナ膜 / ナノ触媒 / 炭素-炭素生成反応 |
研究概要 |
ナノ空間のポテンシャル制御に基づく高効率な物質移動・変換および界面電子移動系を開発し、以下の研究成果を得た。1)キラルパラジウムナノクラスターによる不斉鈴木-宮浦カップリング反応:鈴木-宮浦クロスカップリング反応を用いて軸不斉を有するビアリール化合物を合成する研究も行われているが、反応収率や不斉収率等の向上が難しく多くの課題が残されている。そこで我々は、キラル金属ナノクラスターを用いる不斉鈴木-宮浦カップリング反応について検討した。光学活性2,2'-bis (diphenylphosphino)-1,1'-binaphthyl (BINAP)修飾パラジウムナノクラスターを用いて不斉鈴木-宮浦クロスカップリング反応を行ったところ、室温という温和な条件で、高収率でカップリング生成物を得た。光学活性パラジウムナノクラスターを用いる不斉鈴木-宮浦ガップリング反応は初めての例である。2)金属ナノクラスター・ポリマーナノチューブ複合体:チオフェンやピロールの基本骨格からなるナノ空間を有するポリマーナノチューブの構造と性質、機能化(不斉現象も含め)に関する研究は未開拓分野である。我々は、陽極酸化ポーラスアルミナをテンプレートとしてターチオフェン修飾金属ナノクラスターの電解重合から導電性ポリマー金属ナノクラスターナノチューブ複合体が合成できることを明らかにした。
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