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格子カイラルフェルミオンが可能にする超対称模型の精密検証

研究課題

研究課題/領域番号 18034011
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

橋本 省二  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (90280510)

研究分担者 大野木 哲也  京都大学, 基礎物理学研究所, 准教授 (70211802)
山田 憲和  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (50399432)
出渕 卓  金沢大学, 自然科学研究科, 助教 (60324068)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード素粒子論 / 格子QCD / カイラル対称性
研究概要

本研究計画は、厳密なカイラル対称性をもつ格子フェルミオンを用いて、素粒子現象論において重要になるいくつかの物理量の計算手法を計算することを目指している。格子上でカイラル対称性が厳密に成り立っていると、パイ中間子(あるいはK中間子)の低エネルギーでの有効理論による解析と整合性をもつようになるので、格子QCD計算におけるカイラル極限を制御することが容易になる。基礎となる格子QCDシミュレーションのデータは、JLQCD collaborationのより大きな研究計画として高エネルギー加速器研究機構のスーパーコンピュータシステムを使って進めている。本研究計画で考えている最初の物理量は中性K中間子の混合にかかわる行列要素である、アップおよびダウンクォークの真空偏極の寄与をふくむゲージ場のもとでの計算は完了し、詳細なデータ解析ののちに論文として発表した。この計算はストレンジクォークの効果も含むより完全な計算へと発展させる計画である。また、この計算で必要になる非摂動的なくりこみ係数の計算も実行した。他に考えている応用としては、パイ中間子質量のアイソスピン対称性の破れの効果の研究である。中間子の2点関数に関して成り立つワインバーグ和即を用いて計算する手法を初めて格子計算に適用した。この手法はカイラル極限でのみ適応可能なので、厳密なカイラル対称性が本質的に重要となる。またより一般敵な多点関数の計算のプロトタイプとしても重要である。計算結果はすでに国際会議等で発表し、論文を準備中である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] BK with two-flavors of dynamical overlap fermions2008

    • 著者名/発表者名
      Aoki, et. al. [JLQCD collab]
    • 雑誌名

      Physical Review D 77

      ページ: 94503-94503

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] BK with dynamical overlap fermions2007

    • 著者名/発表者名
      Norikazu Yamada
    • 学会等名
      Lattice 2007
    • 発表場所
      レーゲンスブルグ
    • 年月日
      2007-07-31
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://jlqcd.kek.jp/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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