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グリコサミノグリカン鎖の微細構造を識別する人工レクチン群の創製

研究課題

研究課題/領域番号 18038013
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

相川 京子 (小島 京子)  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (80262351)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードレクチン / グリコサミノグリカン / 糖鎖 / アネキシン
研究概要

[目的]グリコサミノグリカン(GAG)の発生や分化等における生理的意義や疾病との関連は近年多大な興味を集めている。GAG鎖のうち、ヘパリン/ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸などの硫酸化多糖はそれらの硫酸化の度合いにより生理活性が著しく異なることから、GAG鎖により調節される細胞機能を解析するためには1本のGAG鎖の局所的な硫酸化パターンや、それらの分布を調べることが必要である。本研究ではGAG鎖を1細胞レベルで精密計測するために使用できるプローブの作成を目的に、GAG結合性タンパク質であるアネキシン(ANX)について、糖結合活性の解析、糖結合部位の同定を行った。アネキシンはカルシウム結合タンパク質の一群で、カルシウム依存的にGAGに結合する活性を持つ。アネキシンおよびその構造改変体を遺伝子工学的に作成し、蛍光標識等を行い、プローブ化する。
[結果]GAG結合活性をANX1,2,4,5について固相結合法で調べたところ、ANX1が最も強くGAGに対して結合することが明らかになった。そこでANX1を用いて培養細胞表面に発現されているGAGの検出を試み、条件検討を進めている。また、ANX5、ANX2についてX線結晶構造解析によりすでに報告されている糖結合部位を、ANX1の構造と比較したところ、ANX1はANX5、ANX2とは異なる領域で糖鎖を認識している可能性が示唆された。今後ANX1の部位特異的変異体を作成し、ANX1の糖結合部位を明らかにして行く予定である。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Ligand-binding activity and expression profile of annexins in Caenorhabditis elegans.2007

    • 著者名/発表者名
      Nishioka S, Aikawa J, Ida M, Matsumoto I, Tsujimoto M, Street M, Kojima-Aikawa K
    • 雑誌名

      J Biochemistry 141

      ページ: 47-55

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Pentamer is the minimum structure for oligomannosylpeptides to bind to conconavalin A2007

    • 著者名/発表者名
      Yuasa H, Honma H, Hashimoto H, Tsunooka M, Kojima-Aikawa K
    • 雑誌名

      Biorg.Med.Chem.Lett. (印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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